アニメを見た後に初めから知っておけばもっと楽しめたと感じたことはありませんか?
『プラネテス』をより楽しむために注目するポイントや知って得する知識を紹介する記事です

1999年の作品なのですが題材が「デブリ拾い」
2022年現在から見ても新鮮味を感じませんか?

デブリ?なんなんだろ?そこから知りたいかも。
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そもそも、デブリとはなんなのか。
宇宙の軌道上にある不要な人工物体「スペースデブリ」は、
プラネテスはそんなデブリ(宇宙のゴミ)
宇宙開発の進む近未来を舞台に、宇宙とは何か、生命とは何かという大きなテーマを描いたSFアニメです。
1999年から「モーニング」で不定期連載された幸村誠のデビュー作で、同時に代表作にもなりました。
2003年にテレビアニメ放送され、原作、アニメともに今でも熱烈なファンが多くいます。
宇宙社会も現代社会と同じ、大人事情がたくさん絡み合い、しかし、危険な宇宙で命をかけて生きる人々の想いに感動する場面もたくさんあります。

地球に住む人類であるからには是非観て欲しい作品です。
あらすじ
西暦2075年、宇宙開発が進み人類は巨大ステーションや月面都市を建設するまでに成長。そんな中、宇宙のゴミ(デブリ)が世界中で問題になっていました。
いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。
ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。
主人公の星野八郎太(ハチマキ)は、宇宙のゴミを回収する仕事をしている青年。そんな彼がテロ組織の問題や木星往還船の建設など様々な問題に巻き込まれていく。

登場人物紹介
星野 八郎太(ほしの はちろうた)ハチマキ CV田中一成
テクノーラ社デブリ課に所属する船外活動員。通称は「ハチマキ」。
父は一流の宇宙船機関士、星野ゴローで有名すぎる父にコンプレックスを抱いている。「マイ宇宙船を手に入れたい」という実現困難な夢を持つ。
自分の夢を追うことが最優先。
途中で折れる奴なんてありえない。
宇宙を切り拓く選ばれた者は、凡人の精神じゃたどり着けない。
それを邪魔する人間は、容赦なく切り捨てる。
田名部 愛(たなべ あい)タナベ CV雪野五月
デブリ課に配属された新入社員。
通称は「タナベ」。
活発で明るい女性だが、少々無鉄砲なところがあり周囲を困らせることも多い。
「愛」について、強い信念を持っている。
トラブル時には「愛」を口にする傾向があり、ハチマキとはことあるごとに対立する。
新人ながら、ハチマキの精神に真っ向から反発するタナベ。
フィー・カーマイケル CV折笠愛
デブリ課に所属するパイロット。
回収船“Toy Box”を操縦する姐さん肌の女船長。
デブリ回収任務では、船外活動員に的確な指示を飛ばす管制塔の役割となる。
アフリカ系アメリカ人の女性。
ハチマキの同僚で、デブリ回収船の船長。
一児の母。
ざっくばらんとした性格で、家事は苦手。
愛煙家でもある。
ユーリ・ミハイロコフ CV 子安武人
デブリ課に所属する船外活動員。
7年前に新婚旅行中、デブリ事故に遭遇してしまい最愛の妻を喪う。
この大事故から生還した彼は、妻の遺品のコンパスを探すという個人的な動機もあってデブリ回収の職に就く。
物静かで思慮深いユーリ。
暴走しがちなハチマキ、フィー、タナベがいる中、常識人ポジションです。
フィリップ・マイヤーズ 課長 CV緒方愛香
デブリ課の課長代理。
通称は「課長」。
定年を間近にむかえる管理職で無事に勤めあげての退職金を望むあまり、事なかれ主義に陥っている。
普段は頼りない上司だが家庭的な人物でもあり、部下想いなところも見せる。
定年が延長されたため結局デブリ課に在籍。カツラであることがバレる。

アルヴィンド・ラビィ CV後藤哲夫
デブリ課の係長代理補佐。
通称は「ラビィちゃん」。
日常業務そっちのけで、精魂こめて多彩な芸や小道具を開発しては「宴会部長」と呼ばれて喜んでいる。
他の部署をたらい回しにされて配属されたようである。相変わらずデブリ課のままだが係長補佐から係長に昇進.
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エーデルガルド・リヴェラ CV伊藤舞子
デブリ課へ働く派遣事務員。
通称は「エーデル」。
仕事の合間にぼそっと毒舌を吐くことが多いが、能力は非常に優秀である。
さらに資格を増やそうと努力する上昇志向も有しており、男性に負けない酒豪でもある。
派遣社員から正規社員へ、総務課に異動する。

ドルフ・アザリア CV加門良
テクノーラ社第2事業部長。
もの静かに見える幹部社員で、一流の経営能力を持つ。
もとは宇宙ベンチャー企業「トラオム宇宙開発社」の社長でフィーとともに働いていたが、吸収合併されてテクノーラ社にきた。
左遷されたガリレオ開発からテクノーラ社の常務に復帰を命じられるがそれを受けずに独立。
クレア・ロンド CV渡辺久美子
テクノーラ社第2事業部官制課員。
ハチマキの同期で成績優秀、上昇志向の強い努力家。
難民として渡ったアメリカで苦学の上、現在の地位に到達したが先進国のエリートに根底では賛同できないコンプレックスに悩む。
テロに加担したため刑務所に収監(懲役10年)、エルタニカ語を勉強中。
カオ・チェンシン CV檜山修之
テクノーラ社航宙課所属のパイロット。
ハチマキの同期で台湾出身。
家系と出自が良く、それを反映して性格は快活で表裏がない。
早くに宇宙旅客機の副操縦士となって仲間内でも一番の出世頭と目されている。
ハチマキと一緒にクレア・ロンドの面会に出向く。相変わらずハチマキとは何でも言い合う仲。
リュシー・アスカム CV倉田雅世
テクノーラ社航宙課所属のキャビンアテンダント。
タナベの同期で、思ったことはすぐに口に出すはっきりした性格。
美貌を活かしていわゆる「玉の輿」に乗ることに野心を燃やし、入社の動機もそこにある様子。

まとめ
宇宙空間のわくわく感と恐ろしさがよく伝わってきます。
メインを張るハチマキ、タナベ2人のキャラは最終的にはこれでもかというくらいの名シーンを飾ってくれます。
魅力が出てくるキャラも多いのでバランスも良く楽しめると思います。
全26話でなかなかのボリュームがあります。
基本的に1話完結スタイルで、登場人物それぞれにスポットを当てていく感じで単回としても面白く、かつ物語全体としての動きもあります。
中盤以降に主人公ハチマキが自分の中のもう一人の自分と対峙し苦悩や葛藤する場面が増え、やや重苦しい雰囲気になります。
闇堕ち的展開、それも本作の魅力のひとつ。
また、様々な個性を持った人間が登場しますが、作品の中で良い悪いを決めるでなく共存しているところがいい。
そのような中で自分と、そして他者と、どう繋がっていくのか、関わっていくのか。
普遍的ですが、いつの時代にも欠かせない、そんなテーマ。
人間の進歩のために宇宙進出を目指していく中で、人間模様を丁寧に描いています。
グッと惹きつけられる魅力があり、大人にこそ観てもらいたいそんな作品です。
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