逆転世界ノ電池少女レビュー
割と気合いの入った制作陣から想像した通り、一定の熱量が感じられます。
ただ、良くも悪くも1世代前の作風で新鮮さに欠る印象。(そこがいいところでもありますが…)
空想が現実と戦うエネルギーになる、というメッセージはシンプルに熱いし、ロボデザインがマシン英雄伝ワタルやラムネアンド40を思い出させてくれてそこもまた熱いです。
『逆転世界ノ電池少女』(ぎゃくてんせかいノでんちしょうじょ、RUMBLE GARANNDOLL)は、Lerche制作による日本のテレビアニメ作品。2021年10月から12月までAT-Xほかにて放送された。
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あらすじ
西暦2019年、改元を目前とした日本。 その上空に突如現出した異次元の裂け目。そこには天地逆転した異世界「真国日本」があった。 かつての軍国主義を維持したまま、永世昭和の世を続ける並行世界は、 現行兵器を無効にするガス兵器「幻霧」と巨大人型兵器「伽藍」を駆使し、私たちの日本を軍事的侵略。瞬時に政府を掌握し、事実上の征服を果たす。 我らに「令和」という時代は訪れなかった……。 ―――それから十年後。真国の属国として生まれ変わった幻国・日本。 厳しい検閲の中、かつて隆盛を誇った マンガ、アニメ、アイドル等のサブカル文化は完全に死に絶えた……かに見えた。 しかし、Otaku is not dead! サブカル文化を守るため真国に真っ向から抗う集団が存在した。 その名も秘密結社「アラハバキ」。そして主力兵器「ガランドール」と、その動力源となり戦う少女たち。 人は彼女たちを称してこう呼んだ…、 電池少女と…
(TVアニメ動画『逆転世界ノ電池少女』のwikipedia・公式サイト等参照)
登場人物紹介
アラハバキ
久導 細道(くどう ほそみち)CV:山下誠一郎
この物語の主人公。未成年かつ歌舞伎町にて裏営業のホストで働いている。
顔も良くホストとしての人気はナンバーワン。
占領下の日常生活に加え巨額の借金を両親によって背負わされ明日も知れぬ生活を強いられている。いったい、いくら借金があるのか…。
過去に謎がありザバーンの制作者の名前に反応したりCD化されてないアイドルの音源を知っていたりしている。
リンに助けられ共闘したことでガランドールのパイロットとして戦っていくことになる。
赤城 りん(あかぎ りん)CV:ファイルーズあい
アニメや特撮を愛するアラハバキ所属の電池少女。
特に『海帝ザバーン』というヒーローアニメを愛しており、ヒーローの模範として指針としている。
明るく元気で仲間を護ると言う意志も強くスタッフたちからの評判もいいが戦闘中もザバーンの台詞を引用したり王道のシチュに盛り上がるなど重度のオタクでパイロットスーツも着こむほど。
細道の擦れた言動に反発しつつも『海帝ザバーン』を知る彼に特別なものを感じている。
蒼葉 夕紀(あおば ゆき)CV:鈴木愛奈
占領下で摘発される危険を冒しながら地下アイドルグループ・ラビットフットで活動している少女。
「日本最後のアイドル」を自称しており性格は表裏が激しく打算的で、アイドルのときのテンションと素の姿で口調も変わる。俗なところも多いがアイドルへの思いは本物で幼少のころからアイドル蒼野ユキコ(cv:霧島若歌)に憧れている。そのため真誅軍への敵意は人一倍強い。
何気にメインキャラクターの中では明確に家族の存在が明言されている。



黒木 ミサ(くろき ミサ)CV:井澤詩織
レトロゲームが好きな少女。デジタルガジェットに精通しており、『ワードニャ』と呼ばれる天才ハッカー。
ダウナーな感じの引きこもり幼女だがテンパったり気勢を上げるときは猫っぽくなる。
父親がいなくなって以来引きこもりとして生活していたが、鵜飼によりアラハバキに連れてこられて以降行方不明になったが情報屋としては協力しており第一話でもワードニャとして細道の情報を探り当てている。
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バルザック山田(バルザックやまだ)CV:杉田智和
「アラハバキ」の司令官。サングラスを常にかけたハイテンションな男性。
自称コマンダーバルザック。
細道の先代ガランドールパイロットであったらしい。
見た目は完全にグレンラガンのカミナ。
神楽坂 ミミ(かぐらさか ミミ)CV:豊崎愛生
「アラハバキ」の技術を担当。
ガランドールのメンテナンスや新規開発、電池少女らの世話も兼任しておりアラハバキにはいなくてはならない人物。
バルザック山田とは腐れ縁らしくたびたび親しげに会話している。
かつてはコスプレイヤーの電池少女だった疑惑がある。
鵜飼(うかい)CV:松田健一郎
筋肉マッチョなガタイのいい男でどう見てもその筋にしか見えない。珍しいオタクアイテムの調達から電池少女らの捜索、拉致、戦闘まで、全てをこなす何でも屋。
武器オタクで真誅軍のことには銃を持ち出すくらい怒りを抱いている模様。
田中ナスターシャ(たなかナスターシャ)
「アラハバキ」のリーダーを務めるゆるキャラみたいな着ぐるみで幹部以外の構成員は仮面やフードを身に着けることになっている。
コミュニケーションは取れるようだが基本的に喋らないのでバルザック山田が代弁しており、口からお金を出すことができるがどういう原理かは不明。
宗方 安寿(むなかた あんじゅ)CV: 福地教光
細道の身元引受人兼借金相手。特区歌舞伎町で裏ホストクラブを経営していたその筋の人間でいろんなところに顔が利くらしい。
事ある毎にに細道より借金返済を迫り、真誅軍に店を加配された後は細道をアラハバキのパイロットにしてしまう。
金が第一。



真誅軍
東雲 アカツキ(しののめ アカツキ)CV:寺島拓篤
真誅軍大佐にして三代目司令官。
軟弱になった幻国の日本国民を救い、両国を統一したいといった理想を揚げており支配下にある幻国民に対しても「同じ日本人」と丁寧な態度をとっているなど穏健派。反面軍事支配については疑問に思っていない。
搭乗機は専用伽藍である「鳳凰」
基本的に真面目な軍人だが、天然ボケも多い。 憎めないタイプ。
真神 ハヤテ(まかみ ハヤテ)CV:日高里菜
手裏剣のような髪飾りを付けた忍者のような装いの伽藍搭乗員。
真誅軍将校武家の出。
生真面目活初心でアカツキには忠誠を誓っている。
搭乗機は専用伽藍である「白狼」のほか、白色の「狛戌」
佐斯神 ムサシ(さしがみ ムサシ)CV:藤井ゆきよ
真誅軍の軍人。家柄としても軍人として才能の全てにおいて恵まれているようだが、好戦的で強者との戦いが好き。
搭乗機は専用伽藍である「龍姫」
神水流 ヤクモ(かみずる ヤクモ)CV:下地紫野
陰陽師の血を引いている真誅軍のメカニック。
参謀、真誅軍大佐に対して対等に会話をするロリ娘。
搭乗機は専用伽藍「万亀」
まとめ
設定やキャラデザインに妙に懐かしさを感じる作品。
(ジョイメカファイトみたいなゲームをやってたりしててファミコン世代の大人には懐かしく感じる部分は多いかも)
酷評が多い作品ではあるが、割と正統派ロボットアニメで古き良き時代のアニメを知っている方なら抵抗なく楽しめます!
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